FLORA子宮内フローラ研究

ラクトバチルスLB KT-11乳酸菌やラクトフェリンを用いた子宮内フローラ研究

子宮内フローラとは、子宮に存在している多種多様な細菌の集団(細菌叢)のことです。 子宮内はこれまで無菌だと考えられていましたが、実際には細菌が住み着いており、その善玉・悪玉のバランスが妊娠着床率・出産率に関係していることが明らかになってきました。

善玉菌に分類される常在菌がラクトバチルスLB KT-11乳酸菌で、女性の子宮や膣内において、細菌性膣炎や性感染症、尿路感染症の原因となる細菌の侵入や、悪玉菌の増殖を抑え、正常な環境を維持しています。

しかし、疲れたり、免疫の低下、ストレスなどが原因でラクトバチルス菌が減少すると悪玉菌が増えやすくなり、子宮や膣内において細菌の侵入を許し、おりものの異常や膣炎が発症する原因となります。

悪玉菌優位の環境では免疫細胞が活発になり、受精卵をも異物として認識して攻撃。

そのため子宮や膣内の善玉菌であるラクトバチルスLB KT-11乳酸菌を増やし、悪玉菌を減らすことが妊娠着床率・出産率の向上にとても重要であることがわかってきました。

子宮内フローラの改善には、善玉菌ラクトバチルスLB KT-11乳酸菌の摂取と、悪玉菌を減らすラクトフェリンの同時接種が重要

子宮内フローラを改善するには、まず善玉菌そのもののラクトバチルスLB KT-11乳酸菌を摂取することです。

加えて悪玉菌の活動を抑えて増殖させないためにラクトフェリンの同時接種が重要です。 ラクトフェリンは鉄と結合することが特徴のタンパク質で、悪玉菌のエサとなる鉄分を奪いその増殖を抑えるため、善玉菌ラクトバチルス優位の環境を整えます。

ラクトフェリンだけでは意味がない

ここで重要なのは子宮内は常在菌量が少ない環境であることです。 そのため、そもそもラクトバチルス菌量が少ない人がラクトフェリンだけを摂っても、ラクトバチルス菌を直接増やすことはできないため意味がありません。

まずは元々少ないラクトバチルス菌量自体を増やすことが重要です。 そのため善玉菌そのもののラクトバチルスLB KT-11乳酸菌 50億個以上/日と、悪玉菌を減らすラクトフェリン両方の継続的な摂取が必要です。

子宮内にラクトバチルス菌が少ない人がラクトフェリンで悪玉菌だけを減らしても意味がない。

ラクトバチルス菌50億個以上/日とラクトフェリン両方の継続的な摂取が必要

子宮内フローラのバランスを悪化させる要因

子宮内や膣内の微生物叢を変化させ善玉菌を減少させる要因には以下のようなものがあります。

  • – 抗生物質
  • – ストレス
  • – 感染症(ウイルス性、細菌性、真菌性、寄生虫性)
  • – 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  • – 免疫抑制剤、放射線治療
  • – 自己免疫疾患を含む慢性炎症性疾患
  • – メタボリックシンドローム(糖尿病、肥 満、糖尿病予備軍)
  • – 原発性または二次性免疫抑制を伴う疾患(例えば、癌など)
  • – 泌尿器・生殖器系の手術
  • – 物理的な避妊(リング、子宮スパイラル)
  • – 性生活(早期性交渉開始、高頻度、様々なパートナーとの経口および肛門性交、 人工物膣挿入)
  • – 妊娠
  • – 衛生習慣(不十分または過度の衛生、タンポン、消毒剤、膣洗浄の使用)
  • – ランジェリー(ぴったりしたもの、涼しいもの、合成繊維のもの)
  • – タバコ、アルコール、麻薬
  • – 食事バランス(主に単糖類)

子宮内フローラと近いものに膣内フローラもある

子宮内フローラと近いものに膣内フローラというものがあります。

膣内の善玉菌と悪玉菌・日和見菌のバランスで、膣内での善玉菌はデーデルライン桿菌という菌で、乳酸を作り酸性環境にすることで細菌の侵入を防いでいます。

子宮内フローラと膣内フローラは互いに影響していて、子宮内フローラが乱れていると膣内フローラも乱れているようで、その逆もまたしかりです。

リトマス試験紙を使っておりもののpHを測定してみよう

子宮内フローラが乱れているかどうかは、どうすればわかるのでしょうか?

実は『おりもの』を見れば子宮内フローラの状態がわかります。

『おりもの』は適量あるのが正常です。透明〜乳白色でやや粘り気のあるのり状です。乳酸菌の少し酸っぱいにおいがします。これが次のようになると注意が必要です。

  • – 急におりものの量が増えた
  • – おりものの色が灰色
  • – 感染症(黄色など普段と違う状態)
  • – おりものが魚臭い

膣内フローラが乱れている「細菌性膣炎」の可能性もあります。
たかが『おりもの』と軽く見ないようにしましょう。あなたの子宮内フローラの乱れを教えてくれます。

RESEARCH FIELD研究分野

生殖細胞ミトコンドリア研究

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卵子、精子のエネルギー源であり、遺伝情報を受け継ぐ重要な器官「ミトコンドリア」に対し、微弱に電子を発生するイースタティックミネラル(イオン化ミネラル)の研究について、統計学的、科学的根拠のもと掲載しています。

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子宮内フローラ研究

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子宮内に存在する細菌叢「子宮内フローラ」の研究。ラクトバチルス菌とそのエサとなるラクトフェリンの摂取によって、着床率の向上、妊娠継続率の向上を目指した研究に取り組んでいます。

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